2021年10月08日 1693号

【一緒にカラフルな政治を/ジェンダー不平等と闘う池内さおりさんを国会へ】

 平和と民主主義をともにつくる会・東京は、東京12区の市民と野党の共同候補池内さおりさん(前衆院議員、日本共産党)を再度国会へと押し戻すべく、支援の行動に大汗をかいている。新・池内さおりリーフなどを9月15〜17日で2千枚、23日青年メンバーで2300枚を配布完了した。リーフを受け取った方から「自民党に入れてきたけど今回は共産党に入れる」と支援表明、池内陣営からも「大変ありがたい」との声が。

 池内さおりさんを国会に送ることにどういう意味があるか。よくわかるトークイベントが9月20日開催された。池内さおりさんと、虐待や性暴力に苦しむ10代の女性を支援するColabo(コラボ)代表仁藤(にとう)夢乃さんが、若年女性支援の現場から総選挙政策・ジェンダー平等を考えるつどいで、私も呼びかけ人に名を連ねた。大変刺激をもらい、絶対池内さんを国会へ戻さねば!と決意が2倍にも3倍にも膨らんだ。

 仁藤さんが語る。「15〜17歳から妊娠の相談が多い。関心がなかったり見て見ぬふりしたり、相談できる大人が彼女たちにいない」「中学生の子で親はシングルマザー。学校で先生から『給食費まだ』と言われ、必死に働く親にお金をくれと言えず、身体を売って自分で稼いでいる」

 コロナ禍で若年女性からの相談が2倍以上に増えたという。背景にあるのは、公的機関の支援が届かない実態や旧態依然とした売春防止法等法律の機能不全だ。

勇気を共有 必勝へ全力

 池内さんは「JKビジネス等子どもまで性搾取の対象とするのは異常。2016年の国会質問で厚労省を動かし、全国自治体の男女共同参画計画の中に『AV出演強要・JKビジネス問題』が盛り込まれ、全国津々浦々へ波及させることができた。『かしづく女』と『それを喜ぶ男』というような、ジェンダーロール(性別の役割)を固定化し強化するものはなくそう」。

 仁藤さんは「池内さんが一人でたいまつを持って国会へ行っても、消火器を持った男がたくさんいて、男社会を燃やしきれない。皆で一緒に池内さんと闘っていこう」と呼びかけた。

 総選挙でどういった社会実現を訴えるのか、ビジョンを語り合い、闘う勇気を皆で共有したつどいだった。

 池内さん必勝に向け、ポスティングや街頭宣伝など「必要なことはすべてやる」姿勢で取り組みたい。

(平和と民主主義をともにつくる会・東京 土屋のりこ)



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