2021年10月08日 1693号

【辺野古基地建設NO!朝鮮戦争終戦を! 全国14か所で日韓共同行動】

 2018年9月19日、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮国務委員長が交わした平壌(ピョンヤン)共同宣言から3年。その9月19日に合わせ、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)はZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)署名と朝鮮半島終戦平和キャンペーン署名を集中的に取り組む全国一斉行動を呼びかけ、関東5か所、関西9か所で展開しました。

 東京・品川区ではシール投票。「辺野古基地は要らない」にたくさんのシールが貼られ対話が進みました。横浜市ではエイサーを踊り音楽を流す工夫で多くの人が足を止め署名。千葉、東京・北区、日野市でも街頭行動を行いました。

 京都では3か所で統一行動。若者やアメリカ人留学生なども署名し、地元紙の取材を受け注目を浴びました。兵庫は2か所。朝鮮半島にルーツのある方が「私たちが署名を広げないと」と署名をする場面も。大阪市では13人が早い人の流れに懸命に署名を訴えました。寝屋川市では両署名とも2桁の協力があり、トークカフェも企画。大阪・枚方市は市民の集いを開き、遺骨土砂投入反対の意見書運動とともに取り組みました。

韓国で声明・書簡

 韓国では、終戦平和キャンペーン事務局が9月16日、軍事行動と軍備増強の中断、対北制裁の緩和、朝鮮戦争の終結を求める声明を発表。国連総会開会に合わせて国連安保理理事国、朝鮮戦争参戦国など33か国の韓国大使館に書簡を送りました。国連総会では文在寅が「朝鮮戦争の終結を」と発言し、朝鮮側が「終戦宣言は良い発想」と応じるなど対話の兆しが現れていますが、米国を含む東アジア各国が自ら軍縮を進め本気で終戦にむけて協力しなければ平和は実現しません。

 韓国ソソンリや沖縄現地の闘いと連帯し、署名を全国に広げ、市民の側から平和を要求していきましょう。

(ZENKO共同代表・河辺友洋)



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