2021年10月15日 1694号

【労働問題もワクチン政策も/争点を見える化する工夫を/京都集会】

 京都地区では2つの闘いが報告された。まず電話通信設備会社ワツコ(本社大阪市)に対する不当解雇撤回闘争だ。正社員採用されたものの、業務会議中に負った全治2か月の怪我を労災申請したところ、「試用期間満了」と解雇された。労災が認定されたが、会社は団交に応じず、現在、大阪地裁で係争中。当事者は「逃げ回る会社の責任を問いたい。応援をよろしく」と訴えた。

 もう一つは、辺野古新基地建設反対の闘い。向日(むこう)市議杉谷伸夫さんは「遺骨混じり土砂の埋め立て使用反対」の決議採択と街頭でのシール投票の報告を行った。「モリ、カケ、桜」など衆院選挙で問われるべきものへの投票だ。

 会場の2つとリモート参加者の3グループで交流。「コロナ対策」「市民と野党共闘」に議論が集中した。

 「コロナはウソ、ワクチン反対と街頭行動するグループもいるが」との問いかけに、「根拠のない反ワクチン主張は反発を招き、逆にワクチン推進へ向かわせる。家庭で分断が起きている。原発や基地での分断と同じだ。原因は情報隠しにある」と医療問題研究会の医師が答えた。

 総選挙に向けて「シール投票など市民に争点や世論を見せることが大切。パネルやポスターなどの仕掛けを工夫しよう」との意見があった。

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