2021年10月15日 1694号

【総選挙で政権交代だ 各地のMDS集会で訴え 市民が前に出る選挙運動に前進 東京北部集会】

 9月26日、東京・荒川区で開かれた北部集会はオンラインを含めて約20人が参加し、来る衆院選の「市民と立憲野党の統一候補」勝利に向けて熱い意見交換が交わされた。

 「東京12区は公明党の支持が落ちている。生活困窮者、在日の人びと、高齢者などの問題は山積している」と参加した市民が現状を報告。自公政権打倒のためには、地域の問題や市民の憤りを投票に反映させなければならない。別の市民は「不安や怒りを投票所へ持っていく支援運動をしていこう」と投票率を上げることを強調し、「市民運動の効果はてきめん」と実感を述べた。市民の共闘団体「みんなで選挙@東京12区」からも、同様に「フェイスブックに投稿すると反響がたくさんあった」。すでに市民運動の成果は表れている。「市民と立憲野党の共闘によって衆院選に勝利し、政権交代を実現する。そのためには市民が前に出る選挙運動を行い、みんながつながって闘おう」と行動提起が行われた。

 医療ケースワーカーの藤平輝明さんは講演で22年度予算概算要求から「感染症対応の観点」が削除されていることを批判。MDSに新たに加入した同盟員は「首都圏なかまユニオンに親のように面倒をみてもらった。恩返しの意味でも貢献していきたい」と運動への意気込みを語った。


大椿さんの9区統一候補実現を 北大阪集会

 9月26日、茨木市内で開かれた北大阪集会。中心となったテーマは目前となった衆院選において地元大阪9区でどう闘うかだ。

 基調講演で、全国共通の「衆院選で自公政権を完全に倒そう」を踏まえ、「大阪9区(池田市・茨木市など)の大椿ゆうこ予定候補(社民党副党首)を国政に送るため、市民が前に出てさまざまな行動を『憲法いかそう茨木市民の会』とともに取り組もう」と訴え。また、MDS議員として地域から自公、維新の政治を変える≠ニ題して報告した山本よし子茨木市議も「私も参加する9区の市民連合は大椿さんとともに政策をねりあげてきた。市民と野党の統一候補に押し上げるために、さらに働きかけを強める」と語った。

 大阪9区は現在、立憲野党の中で立候補を表明しているのは大椿さんだけだが、立憲民主党、共産党などがまだ公式に支持を表明していない。市民と野党の統一候補実現には、政党任せではなく市民の動きこそ決定的に重要だ。グループ討議でも、「地域の隅々までちらしを」「市民、若者にもにもっとわかりやすく働きかけを」「政党に市民が直接電話やファクスで働きかけよう」と意見が続いた。《6面に関連記事》

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS