2021年10月22日 1695号

【市民の力で野党候補一本化へ/地域独自の課題を政策に盛り込もう/MDS千葉・東京南部集会】

 9月23日以降重ねられてきたMDS(民主主義的社会主義運動)地域集会の締めくくりは、10月2日千葉と3日東京南部。

 千葉集会は、市川市議会で沖縄戦戦没者の遺骨が眠る土砂を新基地建設の埋め立てに使わないよう求める意見書提出の請願を全会一致で採択させた成果を共有した。衆院選では、市川市を含む選挙区のうち千葉6区は野党統一候補が確定している一方、千葉5区は立憲民主・共産・国民民主各党が候補者を擁立する構えだ。集会参加者は、駅頭でのシールde投票の取り組みなどを通して野党一本化を進め、政権交代実現の一翼を担う。

 東京南部集会の討議の重点も、野党候補一本化の努力をいかに加速させるか。大田区の「市民連合おおたの会」は政策懇談会を2回開催し、一本化を要請する立憲民主・共産両党宛てハガキ行動も行ってきた。おおたの会としてまとめた政策要望は「憲法に基づく政治の回復」「コロナ禍に対する公衆衛生・医療・介護体制の整備」「格差と貧困をなくし、自由で公正な社会の実現」「一人ひとりの人間の尊厳、ジェンダー平等」など8本の柱、146項目にわたる。

 品川区の「平和・環境・人権しながわ」は毎週土曜夕、9月8日に合意された野党共通政策を広げる宣伝行動を実施。また、「品川総がかり行動実行委員会」は立憲民主・共産の予定候補者と面会し、共通政策の6項目に加えて品川独自の課題である「羽田低空飛行ルートの中止」「リニア新幹線建設の中止」を掲げるよう申し入れた。

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