2021年10月27日 1696号

【さあ総選挙で政権交代 市民と統一予定候補が勢ぞろい 滋賀市民連合集会】

 10月17日、大津市内で「さあ総選挙で政権交代を 市民と野党の完全勝利で しが県民集会」が開催された。「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民の会しが」が主催し、選挙前最初で最後の決起集会として参加者は200人を超えた。県内4野党(立憲、国民、共産、社民)代表と滋賀1区・斎藤アレックス(国民)、2区・田島一成(立憲)、3区・佐藤耕平(共産)、4区・徳永久志(立憲)が出席。全区の市民と野党の統一予定候補が勢ぞろいし、文字通り市民と野党が一体となって総選挙に勝利する陣形が整った。

 2日前の15日、びわ湖畔で、市民の会しがと滋賀全区の候補者、県内4野党の代表との間で、総選挙に臨む政策調印式が行われた。

 滋賀では、昨年から市民の会しがや各区市民の会と候補者および野党との話し合いが継続され、統一候補実現の努力が重ねられてきた。協議が中断されたり、国民民主党が市民連合との政策協定に参加しないなど困難な状況も生じた。しかし、市民の会しがや各区の会の市民が、粘り強く候補予定者、野党と重層的に話し合い、街頭行動も持ち関係を築いてきた。政策協定の調印はその成果として生まれ、全国的にみても画期的だ。全交滋賀もその一員として、特に1区(大津市・高島市)での政策協定実現に大きな力を発揮した。

 集会で、嘉田由紀子参院議員、平尾道雄・米原市長は政権交代を呼びかけ、武村正義元官房長官、市民連合呼びかけ人・中野晃一上智大教授の激励のメッセージが紹介された。各予定候補者は各区市民の会とともに登壇し、「自民支持者からも自民はあかんという声が出ている」「選挙に勝利し、何としても自公政治を終らせる」など決意を熱く語った。

 滋賀での市民と野党の共闘は16年参院選での候補者一本化に始まり、19年参院選で野党統一候補の勝利を勝ち取った。参加者は、この集会を飛躍台に全区で勝利する決意を固めた。

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