2021年11月12日 1698号

【自公・維新を倒し民主主義の社会を取り戻そう 10・31大阪団結まつり】

 10月31日、大阪・扇町公園で団結まつりが開催され2千人が参加した。主催したZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)共同代表・田中拓真さんの「自公維新にNOを突き付け、民主主義の社会を取り戻そう」との開会宣言に、総選挙を闘ってきた連帯あいさつが呼応する。

 「憲法いかそう茨木市民の会」山本よし子茨木市議は、大阪9区で大椿ゆうこさんを市民が統一候補に押し上げてきたことを報告し「市民と野党の共闘を強め闘い続ける」と決意。MDS(民主主義的社会主義運動)書記長の山川よしやすさんは「市民の命を守るためには、民主主義的社会主義が必要だ。人間の進歩を創り出していこう」と変革への闘いを呼びかけた。

 沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー代表の具志堅隆松さんがメインゲストで参加し、意見書採択運動を訴える。大阪府枚方市、同太子町、京都府向日市など議会への働きかけや、衆院選候補者への公開質問状と回答も交流。また、ZENKOの沖縄運動を長年支え、先頃逝去した反戦地主・有銘政夫さんの追悼も行われた。

 注目を集めたのは、「月桃の花」歌舞団、ZENKOユース、なかまユニオンの若者たちが次々と登壇し、一人ひとり自身の活動を語って連帯を訴える企画だ。公演を成功させ新団員を迎えた報告や歌舞団まつり(滋賀県)への抱負、「ZENKOユース平和参加団in沖縄」成功に向けた決意をはじめ、「非正規労働者問題の解決には、労働組合に結集して闘うしかない」との思いが語られ、『一人の手』の合唱も。

 ZENKO堺・河内長野からの「政権交代ええじゃないか節」、大阪メトロ大合理化反対の紙芝居、コロナ・介護問題交渉、セクハラ・パワハラと闘う争議、反原発・関電前プロジェクトの寸劇、京都の原発賠償訴訟の訴えなど、文字通りあらゆる闘いが集う。

 最後に、11〜12月全国9会場で沖縄現地反基地運動のアピールを受けるスピーキングツアー、辺野古や朝鮮戦争終結の署名拡大などが行動提起された。

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