2021年11月12日 1698号

【惜しくも敗れたが市民運動の血が通った選挙 東京12区】

 立憲野党と市民の統一候補、池内さおりさんは7万1948票を獲得。「ジェンダー平等の思いは届けられた」と述べるものの、奮闘及ばず敗れた。「いろいろな地域から12区に関係なく駆けつけてくれ、『一緒に何か活動したい』と申し出る市民がいたり、かつてない日本社会の変革を実感した。今回は結果に結びつかなかったが、未来を大きく切り開く準備運動はできた」と今後に向けた意気込みを語った。

 「みんなで選挙@東京12区」の市民運動も変革を目指して活動。他候補の運動員らしき人物からたびたび妨害を受けるが、対話を広げる「シール投票」運動は20回行った。街頭演説では多くの市民弁士が「政権交代を」と声を枯らした。自民党は総裁選立候補者4人を応援演説に呼ぶほど危機感を持った。

 市民の闘いは終わらない。

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