2021年11月19日 1699号

【海を越えコロナ禍の子どもの権利を守ろう フィリピンとオンラインで交流 11・17支援コンサートへ】

 10月23日、フィリピンのアバカダ(ABAKADA、マニラ郊外貧困地域の就学前教育施設)発の「世界子ども月間―子どもを連帯の力で守ろう」オンライン交流をマニラ、大阪、東京を結んで実施。フィリピンから親子100名、日本から17名が参加しました。

 1部「コロナ禍のフィリピンの子どもたち」では、アバカダ運営者ポール・ガランさんが「子どもたちをコロナ禍から守るために、高速道路開発ではなく、保健センターの設置やオンライン授業、給食配布活動への補助などを行政に訴えていこう」と呼びかけました。日本からは、「コロナ禍での子どもたちの心のケアの必要性」を報告し、また、2部で「健康的な生活のための栄養ガイド」として給食に使う生姜等食材の効用などを伝えました。

 3部は、日本とフィリピンの子どもたちの文化交流でした。今回、アバカダの親子がライブで参加。子どもの表情がやわらぎ、関東子ども全国交歓会のビデオレターの『平和な世界』合唱にあわせてフィリピンの子らが踊り始めます。各家庭から新入学児のメッセージも届けられました。コロナ禍もあってか、子どもたちが語る夢の多くは医者になることでした。

 「今回の文化交流を子ども全交の集いで視聴して、いつか子どもどうしがライブでキャッチボールできる日をめざしたい」と子ども全交指導員の感想が届いています。

 いまだ対面授業再開のめどが立たないフィリピン。日本との交流が子どもたちの心の解放や親たちの意識向上につながっていくことを願っています。

 11月17日20時より、ポール・ガランさんらが出演するアバカダ支援の「世界のセレナーデ 連帯チャリティーコンサート」がオンラインで開催されます。是非視聴していただき、支援にご協力ください。

◆視聴希望の方は kobukefam@jcom.zaq.ne.jp まで

◆カンパ振込先 ゆうちょ銀行 00980-2-147849 口座名 フィリピンAKAYプロジェクトをともに創る会

(同会・古武家育子)



 
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