2021年12月03日 1701号

【政権選択・コロナ・原発のパネルでシール投票/粘り強く広げる運動を交流 千葉】

 千葉は、前衆院選で13選挙区中、無所属(当時)の野田佳彦を除くすべてが自民。今回は1・4・8・9区で立憲民主が勝利。野党共闘の前進は明らかだ。

 千葉5区(市川市南部・浦安市)市民連合の運営委員を担った経験から敗因が語られた。市民連合は一本化を働きかけ街宣に野党候補者を招き、雰囲気を盛り上げたが、国民民主は「一本化に関係なく出る」。結果は、国民が共闘に加わればいい勝負≠ノなったはずだ。立民も野党共闘や市民連合にふれず、共産の旗に難色を示した。「前回は練り歩きが楽しく、知らない人みんなが協力していた。今回『立憲共産党≠フキャンペーンがあるから、のぼりはやめてくれ』と」

 東京8区の市民連合に参加した経験も紹介された。「立候補者は落ちた時の生活が大変。背水の陣でやっている。勝利した吉田さんは地域でフードバンクに取り組む地べたをはう活動をし、共産が全力で推した」

 シール投票の経験が交流される。「攻めてきたらどうするのか、と年配者の中国批判がすごい。権力に牛耳られたメディアに乗せられている」。議論は若い人に及ぶ。「改憲って何? など具体的なことをわかりやすく」「公的ヘルパーがいた時は、全体を見渡し察知して動くので利用者は動けた。民間になると掃除だけ。野党共闘の20項目の政策で生活がどう変わるか、参院選で訴えていくことが大事」など、今後の運動のイメージが出された。
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