2021年12月03日 1701号

【市民運動で我々の意思を 積極的に表明しよう 東京北部】

 東京北部集会は21日、北区王子ふれあい館でオンライン参加者も含め、市民運動の成果や総選挙後の取り組みについて活発な議論を行った。

 東京14区では、市民と野党の統一候補は惜敗したが、「各市民運動の連帯は成功したと思う。SNSを大いに活用してつながった。LINEグループは100名以上になった」と市民運動の大きな成果を述べた。12区からも、同じく「敗れたが、市民はSNSでつながり運動の思いは共有できた」。市民運動は盛り上がり、市民と立憲野党の共闘は成功した。「負けた気がしない」「もう少し時間があったら」と皆が悔しがる。

 なぜ市民の声が届かなかったのか。

 野党共闘の徹底が足りなかった面はあった。それ以外に「政策が有権者に浸透していない。具体的な課題を市民に明らかにしていこう」と市民の一人は分析する。そのためには、「地域での日常的な活動が大事」と別の市民が語る。政治の話はタブー視される風潮があるが、「『政治の話を語って何が悪い』という気構えで、市民運動で積極的に意思を表明していこう」と、取り組みへの指針が提案され、参加者がうなずいた。

 また、女性の参加者から「『ジェンダー平等』を訴えたが、ジェンダーの意味を理解していない人が多い。『女性差別撤廃』とか分かりやすい言葉に変えてはどうか」との意見も挙がった。

 今後の運動の方向がはっきりと見えた集会になった。

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