2021年12月10日 1702号

【「不承認」支持! 直ちに工事をやめろ!/辺野古実が国会前で緊急行動】

 沖縄・辺野古新基地建設工事の設計変更申請を玉城デニー知事が「不承認」とした翌11月26日、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」は衆院第2議員会館前で緊急行動を行い、200人が結集した。

 実行委員会の花輪伸一さんは「不承認で大浦湾の大規模な『地盤改良』工事の法律的根拠がなくなった。新基地建設を継続し完了させることは不可能だ」と工事の即時中止を強く要求。

 現地から「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の福元勇司事務局長が電話メッセージ。「政府は台湾有事を煽り、南西諸島へのミサイル配備と日米合同訓練を進めている。辺野古新基地は中国に向けた日米同盟の軍事的備え。完成すれば沖縄は真っ先に戦禍に巻き込まれる。全国連帯で政府の暴走を止めよう。全国の問題として知事判断支持の声を」と訴える。

 井上哲士参院議員(共産党)、伊波洋一参院議員(沖縄の風)が連帯あいさつ。ジュゴン保護キャンペーンセンター共同代表・海勢頭(うみせど)豊さんも「ジュゴン=龍宮神を平和のために祀(まつ)った絶対平和主義の琉球王国。この絶対平和主義の大事さを心にとめ一緒に闘いましょう」と呼びかけた。

 札幌、福岡の沖縄連帯グループと電話で結び、「問われているのは本土にいる私たち一人ひとりの民主主義」「全国こそ闘おう」と決意を固め合う。

 青を身に着ける、バナーを掲げる、SNSで発信するなど様々な方法で不承認支持を広げる「ブルーアクション」が提起され、「辺野古/不承認」「沖縄県民侮るな」とコールした。
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