2021年12月17日 1703号

【老朽原発このまま廃炉!全国から1600人が結集 大阪】

 12月5日、「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」には、青森、福島、愛媛をはじめ全国から反原発を訴える団体、市民1600人が結集した。

 「関西電力に使用済み核燃料の量をたずねると、六ヶ所村再処理工場より多い3555トン。しかも危険なMOX燃料もあることを知ってほしい」と、福井県若狭町の美浜原発から15キロ圏内在住で美浜原発運転差し止め仮処分原告の石地優さん。「原発のまわりにある鉄塔は50年たったから取り替える。なら、原発はなぜ動かすのか、例外中の例外でなぜ3基も動かすのか」と原発設置反対小浜市民の会の世戸玉枝さん。立地地元から切迫した状況が次々と訴えられた。

 集会アピールで「原発は避難訓練ができないほど深刻だ。関電の原発はトラブルが頻発。基準地震動評価は増大しているが、原発の耐震性が強化されたとはいえない。老朽原発を廃炉に追い込み、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しよう」と確認した。

 多くの人が行き交う御堂筋を「老朽原発動かすな!トラブルだらけの原発廃炉!」とコールしながら進むと、こちらに見いる人びとが目に入る。。「そのとおり!がんばっていこう」と沿道で拍手する人もいた。

 反原発で闘う全国のみなさんとの連帯をしっかりと感じた。「危険な老朽原発をはじめすべての原発廃炉へ!」と一人ひとりが真剣に意識していくこと、一緒に闘う輪を広げることの重要性をひしひしと感じた一日となった。

(ZENKO関電前プロジェクト・秋野恭子)

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