2022年1月14日 1706号

【大阪・松原市 遺骨混じり土砂使うな意見書採択 地域の様々な人と出会い、ともに行動】

 沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤーの具志堅隆松さんが呼びかけた「埋め立てに遺骨混じり土砂を使うな」意見書採択は12月議会でも広がり、全国157自治体に及ぶ(12/26沖縄タイムス)。大阪では豊中市(11/29)、高槻市(12/15)、松原市(12/17)、池田市(12/24)などで採択。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)堺・河内長野の大西さんに松原市の報告を寄せてもらった。

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 私たちは沖縄のきれいな辺野古の海を守ろう、基地建設絶対反対≠ニ街頭やイベントで訴えてきました。

 そんな時、具志堅さんが遺骨土砂を埋め立てに使用させないことを求め、1743議会に国への意見書提出を要請したことを知りました。これは人道上の問題で、多くの自治体で採択されていました。私にできることは? まず、私の自治体にも要請が届いているかの確認でした。1人では不安なので、身近な人に声をかけ議会事務局ヘ。

 そこで知ったのは、郵送では受け付けられず、議員にその文書も渡らないことでした。しかし、太子町の取り組みにならって「議員回りをするのでコピーを」と要求すると、次に行った時には担当者が「議員に渡した」と返事。直接行くことが大切だと感じました。

 そして、19運動(19日行動)を続けている「松原市退職教職員と市民の有志」や大阪15区市民連合の人に声をかけることができ、議員の後援会長や一緒に交渉に行ってくれる人、私以外に意見書を出そうとしていた人との出会いがあり、会派回りも出来ました。それが議員提案となって、松原でも全会一致で意見書が採択されました。

 今後は、より多くの人に知ってもらうため、何をすれば良いのか考えていきたいと思っています。

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