2022年1月14日 1706号

【市民と野党の連帯 次は支援活動へ 年越し たすけあいフェス 東京・赤羽】

 12月26日、「’21―’22年越したすけあいフェス」が東京・赤羽で開催。約100人が来場した。メイン会場の赤羽公園では、食料品と衣類の配布、生活相談コーナーが設けられた。「市民が自由に集まり語り合う場」として開設されている近隣の「黒ねこハウス」ではバザー。「ソーシャルコミュニティ めぐりや」で、ボランティアの協力のもと無料配布の弁当が作られ、次々と会場に運ばれた。

 14時までの予定だったが、13時前にはすべての食料が配り終わった。衣類コーナーにはたくさんの人がつめかけ、バザーでは衣類をまとめ買いしていく人もいて、たいへんなにぎわいだ。

 生活相談コーナーには、18歳以下への10万円給付についての質問があった。「病気を患っていてなかなか仕事ができない。今回の給付は成人社会人には配られないのか」。給付制限などを説明するとがっかりの様子。本当に困っている人に政治の支援は届いているのだろうか。また、生活保護申請や墓のことまで相談があり、相談員が一人ひとり丁寧に説明した。

 フェスの実行委員会には様々な個人、市民団体、区議会議員らが結集。10月の衆議院選挙で連帯を強めた「みんなで選挙@東京12区」は、「これで終わりではない。この市民と野党の共闘を日常の行動に活かしていこう」と強固な連帯をさらに広げ、実行委員会の中心を担った。「全日本芋煮同好会」の人は「ぜひとも貧困の人びとを助けたい」と参加し、黒ねこハウスで自慢の芋煮を振舞った。「新日本婦人の会」「東京北区地域ユニオン」「東京土建北支部」などが参加し、高校生もビラ配布を手伝った。共産党、新社会党の区議も会場に駆けつけた。

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