2022年1月14日 1706号

【関電前大晦日アクション/事故後の被害訴え廃炉を要請】

 12月31日、大阪市の関西電力本店前で、ZENKO関電前プロジェクトが「ゆく年くる年 関電前大晦日アクション2021関電あかんでん!包囲行動」。北海道などからのリモート参加も含め約20人が集った。

 現在、稼働中の原発は、関電の大飯(おおい)3・4号、高浜3・4号、四国電力の伊方3号、九州電力の玄海3・4号、川内(せんだい)2号の8基。関電は、期限内に新規制基準(テロ対策施設)に適合できず停止中の美浜3号機も10月再稼働を狙っている。

 その関電に対して、▽危険極まりない老朽原発を二度と動かさないこと▽原発を止め再生可能エネルギーで電力を作る努力をすること▽核のごみを増やさないために原発を廃炉にすること―を求め、昨年最後の要請を行った。

 事務局メンバーは「事故後11年を過ぎてもまったく収束せず、福島県から避難者へ嫌がらせや人権侵害されている状況を原発立地の福井県でも伝え、原発を止めていきたい」と語る。

 森本孝・関電社長あての年賀状をみんなで書き納め。「関電あかんでん! 原発廃炉を決めるまで金曜行動続けるぞ」と力強くコールし、アクションを終えた。

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