2022年04月01日 1717号

【改憲許さず、憲法活かす政治を/福島みずほ下町応援団が集会】

 コロナ禍で苦しむ人、非正規で働く人、セクハラ・パワハラ、子どもの貧困、医療崩壊、気候危機…「ほっとけない」。それこそ政治の役割と奮闘してきた福島みずほ参院議員が7月、改選を迎える。「みずほさんは国会になくてはならない人」「改憲許さず、憲法を活かす政治を」と東京・下町の応援団が3月17日、荒川区内で集会をもった。

 司会も主催者あいさつも講演もリレートークも、ほとんどを女性が担い、ジェンダー平等を体現する集会に。トークのテーマは、非正規差別撤廃・同一価値労働同一賃金、狭山事件裁判勝利、女たちの安保法制違憲訴訟、辺野古新基地建設反対・琉球弧を戦場(いくさば)にするな、セクシュアルマイノリティの権利保障、と福島議員の多彩な活動領域と重なるように多岐にわたった。

 土屋のりこ足立区議、みずま雪絵葛飾区議がマイクを握り、「ウクライナの為政者が自国民を戦いに駆り立て、民衆の命を奪っている行為も正当化できない。世界の人びとと連帯して軍拡勢力を一掃し、外交による対話、平和路線を推し進めていきたい」(土屋さん)「コロナ禍の相談会で女性の相談が増えている。仕事が減って収入がない、家族との関係もだめになった―そんな女性たちの声を国会に生かし続けてきたのが福島みずほさん」(みずまさん)と話した。

 福島議員からは「きょうは国際人種差別撤廃デー。人種差別を禁止し、加害者を制裁し、被害者を救済する法律の制定をめざして頑張る」「3月10日は東京大空襲の日。空襲議連の一員として、空襲被害者に補償する議員立法を今国会で成立させたい」と決意が語られ、「今最も憲法改悪の危機が高まっている。戦争を始めるのは政府だが、戦争で死ぬのは私たち市民。憲法9条を持ち続けるかどうかが問われている」と危機感が表明された。

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