2022年05月13・20日 1723号

【日比谷メーデー コロナ解雇をゆるすなと3千人】

 日比谷野外音楽堂で開かれた全労協メーデーには約3千人が結集し、3年ぶりに街頭での集会・デモとなった。同時開催された全労連メーデーと連帯し、「コロナ解雇をゆるすな」「なくせ貧困・格差・差別」「原発ゼロ社会」「辺野古新基地建設阻止、岸田政権は退陣を」など共通スローガンが掲げられた。



中之島メーデー 戦争、改憲、カジノもノー 大阪

 5月1日、大阪では第93回「中之島メーデー」(同実行委員会主催)が中之島公園剣先ひろばで開かれ、600人が集った。

 主催者あいさつをはじめ、発言者はまずロシアのウクライナ侵略抗議を訴える。同時に、「ロシア・ウクライナ双方の労働者との連帯、米―NATO(北大西洋条約機構)と一体で軍事同盟協力に踏み込んだ岸田政権糾弾」(メーデーアピール)と強調し、「平和こそ組合活動の基礎の基礎。その平和が危機に瀕している」(大阪労働者弁護団)など、憲法改悪阻止へ7月参院選を闘う意義を確認した。

 また、維新によるカジノ強行を許さないと住民投票直接請求署名への協力も呼びかけられ、参加者が次々とブースを訪れた。

 争議を闘う組合の当事者らが壇上に並ぶ。東リ偽装請負事件で直接雇用をめざすL.I.A.労組藤澤泰弘委員長は「大阪高裁では、雇用関係を認め賃金を払えの完全勝利判決。労働者の連帯の力で確定するために、東リの上告不受理・棄却を求める署名に協力を」とアピール。権力の大弾圧と闘う全日建連帯労組がまとめと団結がんばろうで締めくくり、デモに出発した。

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