2022年06月10日 1726号

【韓米日の軍事同盟ノー 自国政府に迫ろう/韓国・円仏教星州聖地守護非常対策委員会 カン・ヒョンウクさん】

 THAAD配備に反対する星州ソソンリの闘いの5年間は、まさに血が乾くような時期だった。韓米が接触するたびに警察が投入され、ソソンリは平和から一番遠い状況に置かれた。

 尹錫悦(ユンソギョル)新大統領は、THAAD追加配備を公約に掲げ、道路を“不法占拠”するデモ隊を弾圧して工事を再開するという。朴振(パクチン)外交部長官は「THAAD配備の正常化」を最優先し、「抵抗する勢力はたやすく排除できる」と述べている。

 1980年5月18日、軍が光州(クァンジュ)市民を虐殺した事件を思い起こさせる。

 朝鮮との対決構図をつくり、韓米日の軍事同盟を強化するものだ。韓米日の共同軍事訓練の実施にまで話が膨らんでいる。

 駐韓米軍は韓国で処罰されることがない。日本も同じだと思う。これが米軍のいる場所に暮らす住民たちの悲劇なのだ。

 こんな言葉がある。「強い者が生き残るのではない。生き残った者が強い者なのだ」。私たちは生き残らなければならない。

 国際連帯で力になるのは各政府に対してそれぞれの国で要求していくことだ。韓米日の軍事訓練をしないよう各政府に求めよう。

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