2022年07月08日 1730号

【2022参院選 改憲勢力3分の2を止める】

くらしが一番 がんこに平和/福島みずほ候補 駆けめぐる/全国比例区

 参院議員5期目をめざす福島みずほ候補(社民党党首)は公示日の6月22日、東京・新宿駅東南口で第一声。「大企業が潤えばすべてうまくいくという新自由主義を続けるのか、『くらしが一番』の政治を私たちの力でつくるのか。二度と戦争しないと決めた憲法9条を持つ平和国家であり続けるのか、戦争のできる国・軍事大国の社会になってしまうのか。それが問われる選挙だ」と力説した。

 選挙戦最初の週末となる25日には有楽町イトシア前で街頭演説会。福島さんは「日本は先進諸国の中で実質賃金が下がり続けている唯一の国。みなさん、暮らしはどうですか」と問い、「3年間消費税ゼロに。大企業の内部留保484兆円に課税する。非正規雇用に歯止めをかけ、正社員化への道を。最低賃金1500円に」と政策を訴える。

 ある都市で女子中学生が福島さんの話を聞き、こう言ったそうだ。「母はシングルマザー。給料が減って生活が大変。奨学金もらわないと高校に行けない」。福島さんは「あなたを応援するため頑張る」と答え、「すべての子どもが自分のなりたいものに挑戦でき、すべての人の尊厳が守られる社会をつくりたい」と思いを新たにしたという。

 リレートークでは、反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんが「福島さんは困窮者支援の現場に来て当事者の声を聞き、国会で取り上げる。常に仲間としてこの問題に取り組んできた。物価高で『食べられない』という人が急に増えている。政府は今も若者たちの家賃支援・住宅支援を一切行っていない。そんな中でなぜ軍事費を2倍にするのか。戦争をやってるひまがあったら弱者のための政治を行え。住宅つくれ」と怒りをあらわにした。

 福島さんは支援者が通りかかるのを見つけるたびに自ら近寄り、グータッチと言葉を交わす。頑固に平和を貫くために必ず国会に戻る。並々ならぬ決意がそこに満ち溢れていた。





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