2022年07月15日 1731号

【カジノ住民投票実現へ/城東区から大阪の未来を変える/維新を倒す山川さんを市会に/大阪市議補選】

 大阪市会議員城東区補欠選挙が7月1日に告示。立候補した「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」代表の山川よしやすさんは城東区のど真ん中、蒲生(がもう)4丁目で第一声を発した。

 山川さんは「この選挙はカジノ住民投票を実現するための選挙」と断言する。「大阪府下全72市区町村で住民投票署名が取り組まれ、直接請求の法定数を大きく超え20万8947筆に。ところが、吉村知事は『住民投票は必要ない』。実施すればカジノ反対が多数とわかっているからでしょう。知事に直接の面談を求めましたが、拒否しています。

 市民はカジノに不安と疑問を抱いています。その声に耳を傾け主権者の意思を受けとめることこそ、知事と市長の職責ではありませんか。吉村知事と松井市長は首長として失格です。

 自治体が市民の税金でばくち―カジノを誘致し、その儲けで『市民生活を豊かにできる』との発想は根本から間違いです。税金はカジノではなく、就学援助や全国一高い介護保険料の負担軽減など、人間が生きるためにとことん使うべき。私たちの選択はカジノ誘致撤回です。城東区から大阪の未来を変えるために、1票を託してください」

「21万筆をいかすために」

 駆けつけた支援者が応援の言葉を送る。最初は「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」共同代表の2人だ。中野雅司さんは「大阪で維新を倒してカジノをつくらせないためには、山川さんの力が必要」。西澤信善さんは「カジノを止めるには住民投票署名しかないと決断し、21万筆を集めるため事務局長として計り知れない努力を費やした山川さんを、ぜひ市会に」と熱く語る。

 佐藤和義MDS委員長は「住民投票署名成功が大阪府民の力であるのはもちろん、山川さんのがんばりは大きかった。維新の前進を止めるためにMDSも全力で応援する」と訴えた。

 城東区民が「山川よしやす、がんばれー」「市会に絶対必要な人」と次々とエール。応援団長の「単なる補選ではない。21万筆をいかすため城東区の有権者14万人すべてに声かけを。参院選より熱い選挙だ」の檄に大歓声が上がる。

 街頭演説でも若い母親から「保育所の政策をもっと知りたい」と声がかかった。選挙事務所では、署名でつながった受任者なども「山川さんは頼れる人、信じられる人、任せられる人、人格者です」とそれぞれの言葉で電話の票読みが進む。

 市民とともに山川さんが全力を尽くしてきたカジノ住民投票運動がこの選挙の勢いを作り、担った人びとが立ち上がっている。



MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS