2022年07月22日 1732号

【みるよむ(628) 2022年7月2日配信 イラク平和テレビ局in Japan 奄美大島の自衛隊軍事要塞化を許さない 2022ZENKOスピーキングツアー】

 6月2日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が開催したスピーキングツアー北海道集会で、城村典文さん(戦争のための自衛隊配備に反対する奄美ネット代表/奄美ブロック護憲平和フォーラム事務局長)が、奄美大島で進む自衛隊の軍事要塞化とそれを許さない市民の闘いを報告した。

 人口6万人足らずの奄美大島で、自衛隊基地がいま次々と増強されている。

 奄美駐屯地には屋内射撃場が作られ、対空ミサイル用の弾薬庫ができている。車体式の対艦ミサイルや対空ミサイルが配備されている。自衛隊のミサイル基地、戦争拠点としての軍事要塞化が進められているのだ。

 自衛隊配備の「合意形成」のために歓迎式を行い、幼稚園児まで駆り出している。驚くのは、自衛隊の30キロ行軍訓練だ。自動小銃を持った部隊が街の中を公然と行進する。ちょうど学校のある時間で、拍手する子どもたちもいたという。

 瀬戸内分屯地でのミサイル弾薬庫建設も進んでいる。山野の広い部分に大きな穴をあけ掘り返している。

 さらに、空では、米軍のオスプレイが200メートルにも満たない低高度で飛び交っている。危険であり、騒音もひどい。

 しかし、城村さんたちは、自衛隊配備による騒音や街中の行軍などに反対し、問題が起こるたびに抗議している。毎月1回、街頭でミサイル基地はいらない≠ニいう抗議行動を続けている。このような粘り強い闘いに、全国から連帯しなければならないと強く思う。

(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)

以降の配信

◆7月9日 宮古島の自衛隊ミサイル基地化に反対する―楚南有香子さん(てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会)

◆7月16日 島のどこにもミサイル基地はいらない 石垣島市民の闘い―藤井幸子さん(石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会)

 
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