2022年08月05日 1734号

【国連先住民権利宣言が解決の道/沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー代表 具志堅隆松さん】

 先日、スイスの国連本部に行きました。目的は、沖縄の問題を先住民の問題として共有することです。世界中の先住民、米軍基地に反対するハワイやグアム、アジアの先住民と連帯することを確認してきました。

 遺骨土砂問題では、遺族の声を国政の場に≠ニ訴えています。7月24日沖縄で遺族に集まっていただき、8月5日の政府交渉でその声をぶつけたいと思います。よければ参加を。

 沖縄が再び戦場に、との危機感が高まっていますが、国連先住民権利宣言に解決の道は示されています。


基地汚染、住民監視に全国から闘いを/沖縄ドローンプロジェクト奥間政則さん

 参院選で勝利した伊波洋一さんだが、離島のほか遺骨混じり土砂問題のある糸満市でも負けた。知事選勝利に向け、何を訴えるか考えていかねばならない。

 県は、問題の熊野鉱山で公害等調整委員会の和解案受け入れを表明した。「遺骨が見つかれば、調査する」という内容。実質開発を認めたも同然だ。

 深刻な基地汚染、PFAS(有機フッ素化合物)。宜野湾などの住民の血液検査を市民団体が実施する。県が調査しないからだ。9月1日からは土地規制法が全面施行となり、区域指定が公示される。

 これらは沖縄だけにとどまる問題ではない。全国で闘うべき課題だ。

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