2022年09月09日 1738号

【「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」が総会 中学校給食署名広げ市民生活重視を 青島まさはるさんを市会へ 横浜市鶴見区】

 8月6日、鶴見区内で「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」2022総会が開催されました。ZOOMも含め30名以上の方にご参加いただきました。

 はじめに会の代表、青島まさはるさんがあいさつ。 「2月、3月とコロナ感染でICUに入院することになり、多くの皆様にご心配いただき、本当にありがとうございます。まだしばらく酸素吸入は行いますが、おかげさまで順調に回復しています。8月3日には、横浜市へ『中学校給食の公約実施』と『安倍元首相の国葬への弔意の強制をやめること』について要請を行ってきました。市会選挙まで半年、皆さんのご協力をぜひお願いします」

活発に総会論議

 その後、この一年間の会の活動のふり返りと今後の活動方針が提起されました。横浜市政の状況や全員喫食の中学校給食の取組み状況、新型コロナ対策、フードパントリーの取り組みなどの報告がありました。

 これからの活動方針では

(1)中学校給食署名を大きく広げる

(2)青島まさはるを横浜市会に送る

(3)「市民の生活が一番」の姿勢で、さまざまな取り組みを行う

(4)新型コロナ対策として、対市、対県に対する要求を進める―などの取り組みが提案されました。

 参加者からは、「いつも鶴見駅東口の街頭宣伝が多いので駅西口でもやってもらいたい」「中学校給食を実現するために校長会などへも働きかけるといいのではないか」「若い人に向けてもっとSNSでの発信が必要」「横浜市に不登校の子どもたちのフリースペースへの支援を要請したいので協力をお願いしたい」など意見が出されました。

一層市民の要望を

 また、市民が支援し、誕生した山中竹春横浜市長も8月で就任1年になります。カジノやオペラハウス建設は止まったものの、コロナ感染対策、国際花博開催等を含め市内の課題はまだまだ多くあります。

 議会は自公が多数、市庁舎内では今までの林文子前市長の政策を引き継いでいる状態も続いています。山中市長は私たちが選んだ市長ではあるけれど、そういう力関係の中で変わっていっているのでは、との不安も多く出されています。市民の要望をもっともっと伝えていく必要があるし、違うと考える点も伝えていく必要がある、との意見もあります。市民の立場に立った市政を作っていくという意見は参加者の共感を呼びました。

 山中市長が公約に掲げていた3つのゼロの一つである「子どもの医療費の無料化(所得制限なし)」が実施されるとの報道がありました。これについては、ぜひ進めてほしいと考えています。

デリバリーではなく校内で

 しかし、長年要望している中学校給食実施については、全員喫食とはいうものの現在のデリバリーをさらに拡充する方向と報じられています。私たちは、デリバリーではなく、学校内調理(自校方式)での給食を希望しています。

 中学校給食実施に向けての署名活動、半年後に控えた市会選挙も含め、参加者の皆さんから多くの貴重な意見をいただきました。提案の内容を参加者全員で討議し、確認しました。

(平和と民主主義をともにつくる会・かながわ 青島美千代)



 
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