2022年09月09日 1738号

【地方自治・民主主義を守るため全国から連帯を 大阪で支援集会】

 沖縄県知事選スタートから4日目となる8月28日、現職玉城デニー候補の再選を勝ち取ろうと大阪市内で支援集会が開かれた。100人以上の市民が参加した。

 集会では、沖縄現地からデニー知事の選挙母体「オール沖縄」の共同代表稲嶺進元名護市長がリモートで支援を訴えた。「熱い支援の気持ちを形に表していただいて感謝する」と大阪での集会が沖縄の闘いを励ますものであることを伝えた。その上で、「国交大臣の是正指示に対し、11回目の裁判闘争となった。これまで、一度も実質審議されず県は敗訴している。だが黙っていては認めたことになる。諦めない。これは地方自治の問題であり、民主主義の問題だ。全国からの共感が得られれば沖縄の問題は解決するとデニー知事も言っている」と全国からの闘いの必要性を強調した。

 デニー知事からビデオメッセージが寄せられ、「誰ひとり取り残さない」「命どぅ宝、平和こそ暮らしの原点」と二期目にかける決意が表明された。

 特別報告をしたジャーナリスト西谷文和さんはアフガニスタンで水路づくりに貢献した中村哲さんの取材ビデオを上映。「平和をつくるのは水と食料」との中村さんの言葉を紹介し、政府の軍拡路線を批判した。

 集会ではデニー候補を推薦する立憲、共産、社民、れいわの4政党のあいさつの他、労働組合、市民団体から活動報告・決意表明があった。「選挙に勝つためには諦めない。自分自身の闘いとして連帯を」。辺野古の闘いの合言葉が主催者のまとめになった。

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