2022年09月16日 1739号

【「国葬」差し止め2次提訴/計576人の大原告団に/東京地裁】

 安倍元首相の「国葬」は憲法違反―市民345人が9月1日、差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。8月9日に続く2次提訴で、計576人の大原告団となった。裁判参加申し込みは途切れることなく、原告1000人を目標に3次提訴も予定している。

 記者会見で、前田朗東京造形大学名誉教授は「ヘイトスピーチが日本社会で過激化したのは2006年第1次安倍政権の時から。安倍元首相自身が“ネトウヨ”と親密な関係にあり、政治手法としても対立を煽り、マイノリティや朝鮮・中国への憎悪を煽った。ヘイト政治を終わらせ、民主主義の土俵に戻らなくてはならない」と訴えた。

 「安倍元首相の国葬を許さない会」の藤田高景代表によると、日本で開催したサミットの警備費はつねに300億円を超えており、今回の国葬でも100億円では済まないという。
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