2022年09月16日 1739号

【住民無視の老朽原発再稼働 福井・美浜現地で緊急抗議】

 8月30日、再稼働が強行された美浜3号機。運転開始から45年の老朽原発であり、福島原発事故を経験した私たちには到底稼働を許すことはできません。

 昨年の数か月の稼働中2回もトラブルが発生しているにも関わらず、10月下旬の本格再稼働予定を突如2か月半前倒し。しかし、8月1・21日と再びトラブルが続き、福井県が住民に十分な説明を求めたことさえ無視し、29日に30日午後の運転再開を公表しました。

 老朽原発うごかすな実行委員会は、緊急に大阪、京都、滋賀から車5台35名が美浜原発ゲート前に結集。地元の石地優さんが警備員の方に「真っ先に被害に遭うのは作業員らあなた方です」と訴えていたのが印象的でした。そして13時、ついに再稼働されてしまいましたが、その後、美浜町内にある関電原発事業本部前での抗議を行いました。

 9月16日、関電前プロジェクトは原発立地自治体へ要請行動を行います。特に、住民無視の老朽原発再稼働は許されない、6月最高裁判決であの福島事故に国には責任がないとしたことから、岸田首相がいくら原発を推進しても責任をとらない国策に従うべきではない、と訴えたいと思います。

(ZENKO関電前プロジェクト・安井賢二)

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