2022年09月23日 1740号

【発熱外来を増設し確実に医療につなげよ/新型コロナ被害者の会が神奈川県に要請】

 9月8日、新型コロナ被害者の会として2回目の神奈川県医療危機対策本部室への要請を行いました。

 8月に開いた交流学習会でコロナ感染者の実情をつかんで臨みました。旭区に住む60代の方は38・5度の発熱と喉痛があり、発熱外来に連絡したがつながらず、知人が届けた抗原キットで陽性が判明。自主療養を申し込むが、ワクチン2回接種に該当せず不可。高熱で外出できず、医療につながったのは陽性判明後7日目でした。川崎市に住む50代の方は38・5度の熱が出た翌日ようやく、知人が何か所も電話して発熱外来の予約がとれ、自転車で40分かけて行ったが、地面に横たわる人もいる中で診察を受けるまで高熱のまま3時間待った、など。

 こうした具体例を挙げ、自主療養制度の撤回と、安心して発症の早い段階で医療に早くアクセスできるよう発熱外来の増設を求めました。看護師の賃上げをはじめ医療従事者への待遇改善や、後遺症受け入れ医療機関の増設も併せて要求しました。引き続き、神奈川県・横浜市への要請行動を積み重ねていきます。

(新型コロナ被害者の会・菅原美福)

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