2022年10月14日 1743号

【辺野古ゲート前 大行動に750人/「不承認」支持の熱気】

 10月1日、沖縄の辺野古キャンプ・シュワブゲート前で6月以来の県民大行動が行われた。各地から島ぐるみ会議のバスが続々と到着。市民750人があふれ、現地は熱気に包まれた。

 9月知事選に勝利した玉城デニー知事も駆けつけ、「辺野古新基地は絶対造らせない」と力強く訴える。9月30日に那覇地裁に提訴した抗告訴訟の争点は2つ。@沖縄県の「不承認」は公有水面埋立法に基づき厳格に審査した結果で瑕疵(かし)はないA防衛省沖縄防衛局が「私人」として請求し「身内」の国土交通相が裁決するのは法の濫用であることだ。

 デニー知事が「勝つことは諦めないこと」と支援を訴えると、「知事の不承認支持」の青いプラカードを掲げて「デニーさんがんばれ」とエールが送られた。

 翁長雄治(おながたけはる)さん(那覇市長選予定候補)は「那覇は辺野古と関係ないと言う人がいるが、違う。政府は国防だから国が決めると言う。しかし、選挙でオール沖縄が勝つと、辺野古の集落の問題と矮小(わいしょう)化する。どこに住んでいようと基地問題を真正面から受け止めないと50年先も同じ議論になる。子どもたちに引き継ぐことになる」と力を込めた。

 最後はみんなで『今こそ立ち上がろう』。ゲート前の闘いは3千日を超えた。明るくしなやかに、沖縄の闘いは続いている。

(ZENKO共同代表・田中拓真)



命(ぬち)どぅ宝 10・23団結まつり

10月23日(日)11時〜15時
亀戸中央公園(東武亀戸線「亀戸水神駅」下車)
主催;10.23団結まつり実行委員会

市民の力で命と生活をまもろう 10・30団結まつり

10月30日(日)11時〜15時30分
扇町公園(JR環状線「天満駅」・OsakaMetro堺筋線「扇町駅」下車)
主催;ZENKO 平和と民主主義をめざす全国交歓会
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