2022年10月21日 1744号

【11月3日 アジアの子どもたちの権利と平和を求めるフィリピンと日本の集い オンラインで】

 フィリピンでは、マルコス新政権下でも、コロナ対策を訴える市民団体を弾圧するなど厳しい状況が続いています。

 アバカダ(ABAKADA、マニラ郊外の貧困地域の就学前教育施設)では8月25日から、オンラインと並行して2年半ぶりに対面授業が再開されました。

 子どもの人数を減らし、給食でもパネルに囲まれた姿は日本同様です。扇風機の台数を増やし、換気にも注意を払っています。今年度は、対面授業の再開で、90人近くの子どもが登録できました。11月から本格的な対面授業に切り替えます。

 皆さんの支援の中、コロナ禍でも閉鎖せずに歩んできたアバカダが、今子どもたちの学ぶ場、親たちの集う場を再開できたことで“ともに生きる”地域の展望にもなっていくと思います。

 11月の集いは、「直ちに戦争をやめて! 平和な世界の実現を!」の訴えとともに、子どもたちの教育・給食、母子ケア・生計自立などの計画と実施を求める「子どもと家族の平和都市条例」をアバカダのあるマラボン市で作ることをめざしています。

 集いの1部では、日本から「コロナ禍の子どもの状況」「市民の命・人権・暮らしを守る取り組み」、フィリピンからアバカダの教育と保育や、マパラドカ(MAPALAD KA、戦争と貧困に反対する市民運動)による平和都市条例の取り組みについて報告します。

 2部は子ども全国交歓会関東、大阪・枚方(ひらかた)市のキジムナーの子どもたち、そしてアバカダの子どもたちの歌・絵・メッセージと続き、平和への思いを共有します。

 軍拡NO! 物価高―コロナ無策NO!の声が全国に広がる中、11・3の集いが、日本でも地域の人々や子どもたちの声に耳を傾けるきっかけとなり、その声を束ねて自治体や国に届けられる動きにつながっていくことを願っています。

 多くの皆さんの参加をお待ちしています。

◆11月3日(休)14時〜オンライン開催の視聴会場は大阪・ドーンセンター。

◆視聴をご希望の方は、10月31日までに以下のアドレスまで。kobukefam@jcom.zaq.ne.jp

◆カンパなどのご協力は、郵貯口座 00980-2-147849 名義「フィリピンAKAYプロジェクトをともに創る会」

(フィリピンAKAYプロジェクトをともに創る会・古武家(こぶけ)育子)





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