2022年10月21日 1744号

【「カジノ整備計画、慎重審査を!」 維新含め全会一致で国あて意見書あがる 堺市】

 9月30日、大阪府堺市議会で、「大阪・夢洲(ゆめしま)地区特定複合観光施設区域の整備計画について慎重かつ厳正な審査を求める意見書」が、カジノ推進の維新会派も含めた全会一致で可決されました。維新が牛耳る大阪府では画期的な出来事です。

 早速、その日「カジノは許さない!東京大行動」に参加していた私は、驚き喜んで、この朗報を参加者にアピールしました。爽快でした。

 7月下旬、堺相談会で陳情を決め、陳情書案を決定。その直後7月29日に、臨時府議会で21万筆もの直接請求を否決。「カジノ計画は認可させてたまるか」との思いで、8月8日堺市7区の代表の方々と私の連名で市議会へ陳情。私たちの陳情を受けて、2会派が議員提案で取り上げてくださり、本議会で採決される運びに。しかしカジノ推進派(維新、公明)が多く、そう簡単には可決されそうにありません。仲間とともに会派まわりを実行しました。

 この度採択された意見書は、「IRカジノの整備はわが国にとっても初めてのものであり(略)審査が極めて重要なもの」と明記。カジノ計画は慎重厳正な審査が必要との議会の意思を国に発したこと、それに維新議員も賛成の手を上げたことは画期的な意見書と言えます。大阪府内自治体でも続いてほしいと思います。

(カジノ誘致の是非を問う住民投票条例をもとめる会・堺 五十子〈いかご〉幸光)

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