2022年10月28日 1745号

【大阪 夢洲カジノを止める新たな会スタート/「街頭は私たちのステージ」/維新府市政を倒す思い結集】

 10月16日大阪市内で「大阪・夢洲(ゆめしま)カジノ誘致計画の撤回をもとめる10・16大阪府民集会」(主催―カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会)が約130人の参加で行われ、もとめる会を改組し、カジノを止める新たな闘いのスタートが切られた。

 大垣さなゑ会共同代表が「大阪府で21万筆は、まだ小さな存在。でも大阪府全72市区町村で立ち上がったスケールは最大。このスケールを活かした運動をやらなくてはならない。4年後ではなく今、明確な運動方針を掲げる責任が私たちにはある」とあいさつ。

 山川よしやす会事務局長による改組の名称、目的、運動方針などの基調報告を受けた後、各市町村代表からの直近の取り組み報告が参加者を勇気づける。

 「9月30日、維新会派も含め、カジノ認可への慎重審議を求める意見書が全会一致で可決した」(堺市)「維新市長が進める市役所移転条例案を否決。街頭は私たちのステージだと言えるくらい受任者と顔の見える関係が築けた。自主住民投票も成功することを確信」(枚方(ひらかた)市)「受任者の『あきらめない集会』で、いつでもどこでも誰もが取り組めることを進め、カジノを撤回させるまでがんばることを確認した」(大阪市中央区)

カジノ阻止へ議論白熱

 今後の運動などをめぐって、選挙に勝ちカジノを止めるという共通の思いで、議論が白熱した。

 提案された会の目的は「大阪・夢洲へのIR・カジノ誘致計画を撤回させる。そのために地方選でカジノ反対の大阪府知事、大阪市長、各首長勝利、反対議員の過半数獲得を目指す。これを実現するため自主住民投票運動など、あらゆる運動を大阪府民運動として進める」。運動方針は「▽大阪・夢洲カジノの誘致の是非を問う「自主住民投票」運動▽カジノ反対の知事をつくり当選させる運動のための大カンパ運動▽大阪府内全域チラシ配布▽「審査するな」の対政府署名、大阪府内全域融資銀行前行動―などすべてに取り組む」。こうした改組方針と方向性となった。

 中野雅司会共同代表が「21万筆が集まったのは、それぞれがやりたいことを始め、他の地域でも参考にしてやっていったから。目的と基本方針は決めたが、今までと同じ方法論では負ける。新たな発想をすることで道が拓けていく。お互いがお互いを信頼しながら、がんばっていきましょう」とまとめ、集会を終えた。

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