2022年12月02日 1750号

【いま闘うとき 11・30日比谷総結集へ 軍拡やめろと11・19総がかり行動】

 総がかり行動実行委員会は「11・19国会議員会館前行動」を開催した。「統一協会癒着徹底追及/軍拡やめろ/改憲発議反対」などのテーマの下、1100人が集結。共同代表・高田健さんの「いまは私たちの将来を左右する分水嶺だ」の発言に賛同し、「いま闘わなければ大変なことになる」と思いをひとつにした。

 立憲民主党前衆院議員・阿久津幸彦さんは「私は選挙で萩生田光一を倒した。その時、統一協会から『サタン』と呼ばれた」と笑いを誘う。「政府の統一協会被害者救済法案にはがっかりした。ズブズブ関係の自民党には法案をつくる資格ない」と断罪した。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員は「殺傷能力を持つ兵器を輸出するなどの防衛装備移転三原則の見直しは、軍需産業を成長産業にしていく計画」と指摘。経済政策まで軍事中心に変えていく、「安保関連3文書」の改訂を許さない世論と運動の重要性を訴える。

 「沖縄の風」の伊波洋一参院議員はメッセージで「キーンソード23」の実施に徹底抗議。「台湾有事」を想定し、沖縄と九州各地などで10〜19日に行われた日米共同軍事演習だ。伊波議員は「日本政府は9条を活かし、外交努力を最優先に、東アジアの平和と安定をつくりだすべきだ」と軍事国家を目指す改憲発議を絶対に認めない。

 「共通番号いらないネット」の市民は、マイナンバーカード取得強制に向けた番号法改悪案の危険性を訴え、「カードは任意」と監視社会に警鐘を鳴らす。

 高田健さんは行動提起で「11月30日、日比谷野外音楽堂の集会に続いて国会請願デモを行う。立憲野党はデモを迎えてくれる予定だ。岸田内閣の悪政を変える重要な日にしよう」と大結集を呼びかけた。

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