2022年12月02日 1750号

【11・26からZENKOスピーキングツアー 戦争止め東アジアの平和へ 沖縄連帯 国際連帯を】

 東アジアで緊迫した情勢が続く中、沖縄・琉球弧軍事要塞化と闘う9人が全国に発信するZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)スピーキングツアー。11月26日札幌集会を皮切りに12月4日まで続く。

 各集会では、戦争を止め世界の平和をめざす勢力の報告もある。米国から、ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)とともにOEJP(沖縄環境正義プロジェクト)の米連邦議会あて書簡の賛同を増やしてきたDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)国際委員会が、軍事化反対の取り組みをビデオで紹介し、全会場で上映される。韓国からもサードミサイル反対の闘いのビデオが届き、国際連帯の場ともなる。

日米合同演習に声上げるノーモア沖縄戦の会

 11月10日、日米最大の共同軍事演習「キーン・ソード23」開始された。

 先立つ8日には、民間船舶で運び込まれた陸上自衛隊車両73両などが中城(なかぐすく)湾港から一般道を使って移動することに反対し、うるま島ぐるみ会議などの市民150人がゲート前に座り込み抗議。「戦争につながる合同演習をやめろ」と声を上げ、県警に排除されたが、一時車両を止めた。

 また、演習さなかの12日、「ノーモア沖縄戦 命(ぬち)どぅ宝の会」が「沖縄のミサイル戦場化を許さない島々シンポジウム」(3面に関連記事)。翌13日には、同会はシンポでも報告した石垣島、宮古島、うるま市などの市民とともに那覇市県庁前でこの共同演習に反対する集会を開いた。「島々を再び戦場にしてはならない」と強くアピールした。

 ツアーでは、ノーモア沖縄戦の会事務局の新垣邦雄さん(11/27東京集会)、共同代表の石原昌家さん(12/3沖縄集会)も講演する。

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