2022年12月23日 1753号

【ミサイル要塞化写真展 「島々にまで基地が」 対話で事実に驚く市民 滋賀・大津】

 11月23日、「沖縄・南西諸島は今〜進むミサイル要塞化ZENKO写真展」を大津市内で開催しました。

 東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センターからお借りした写真と、スピーキングツアー滋賀集会(12/1)ゲストの奄美市議・関誠之さんが徳之島で撮影し急きょ送ってくれた「キーン・ソード23」演習やそれに反対している写真も併せて展示。持ち込んだテレビモニターとスマホをつなぎ、琉球新報の動画サイトから演習の様子を座って見れるように準備しました。

 大雨にもかかわらず予想を超える60名以上の方が来場。私は来場者に声をかけ、一緒に写真を見て説明させていただきました。

 多くの方が驚いた写真は、与那国島のレーダー基地のアンテナ群の写真です。「ええっ!こんなことになっているの?」と。私は横にあった与那国馬の写真を示し、「このレーダーの電磁波のせいかどうかはわからないが、馬の目が充血していた。動物の健康被害がすさまじい」と、以前聞いた話を伝えました。

 驚きは宮古島のところでも。「近頃、避難シェルターを造るという話がわいて出ている。地元の人が言うには、一度の台風で2〜3日物流がストップするだけでスーパーは空っぽになる。そんな島にシェルターなんて無理。基地をなくすことが一番ですよね」と説明すると、多くの方が声をあげて驚かれました。

ぜひほかの場所でも

 モニター前では数人ずつ動画を見てもらいます。するとその人たちがお互い自然におしゃべりをして交流されるので、より理解が深まったようで良かったです。

 来場者は「辺野古は知っていたけど、島々にまで基地がつくられているとは」「自衛隊をかっこよく見せる演出をしているんですね」「本土ではまったく報道されない」「こういう写真展は素晴らしい。ほかの場所でもやってほしい」など口々に話されました。

 スタッフは「やって良かった」「ユーチューブの最新映像と合わせると、本当に効果がある。これから写真展をやるところは、映像放映もやると良いと思う」など感想を述べています。

 私は、島々の状況を我ながら驚くほどスラスラと説明できました。それは、これまでのスピーキングツアーなどでの学習の積み重ねがあって、そのおかげで蓄積された力が発揮できたのだと思います。

(ZENKO滋賀・峯本敦子)



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