2022年12月23日 1753号

【戦争増税許さない/勝手に決めるな/ミサイル増やすな 官邸前】

 岸田政権は12月16日にも「安保3文書」を閣議決定し、国の成り立ちを根本から改変する「壊憲クーデター」を強行しようとしている。9日夜の「大軍拡ごり押し閣議決定にNO!官邸前アクション」には、緊急の呼びかけにもかかわらず300人が駆けつけ、「軍拡反対」「軍事増税絶対反対」と声を上げた。

 主催者あいさつした「STOP大軍拡アクション」の杉原浩司さんが「岸田首相は5年間で43兆円の軍事費支出を指示した。どうしてそんなことが勝手に決められるのか。『専守防衛』の肝(きも)は隣国に届くミサイルを持たないことだったはずだ」と糾弾する。

 「国会閉会中に日本の国是を大転換する敵基地攻撃能力の明記など絶対に許さない」と力を込めたのは、福島みずほ参院議員。高良鉄美参院議員は「キーン・ソード=鋭い刃(やいば)を中国・台湾の喉元をえぐる形で配備したら警戒されるのは当たり前だ」と指摘する。

 東海大学教員の永山茂樹さんは「国のお金の使い方はタガが外れてめちゃくちゃ」、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さんは「沖縄はふたたび日本の盾として捨て石にされるのか」と語気を強めた。

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