2022年12月23日 1753号

【大軍拡 戦争国家NO ZENKO沖縄参加団 空自の民間空港使用に抗議 戦争準備に加担するな】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団1日目。12月2日、「自衛隊宮古島分屯基地50周年記念祝賀行事」(12/11)での空自ブルーインパルス展示飛行と宮古空港使用に対し、宮古島からミサイル基地反対運動の代表や市議ら5人を迎えた県庁前抗議集会に参加しました。

 集会は「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」共同代表・山城博治さんの司会で進行。日米演習「キーン・ソード23」が行われ国も「民間空港で軍事訓練したい」と公言する最中で、沖縄県が空港使用申請を受理してしまったことは、民間空港の軍事使用に風穴を開けることになると、県の姿勢を批判しました。

 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子共同代表は「一方の手で要請書を受け取っておきながら、もう片方の手で破り捨てるようなもの。空港使用は島々の軍事要塞化の突破口になる。絶対にやらせてはいけない」と訴えました。

 終了後、参加者は県庁6階に移動し、受理したことの謝罪と説明、撤回を求めて抗議の座り込み。空港課長、基地対策課長との交渉では、「申請があれば法律上受理せざるを得ない」との回答に終始。戦争への風穴が開けられてしまう危機感が全くないことに、これでは納得がいかないと、再び座り込み開始です。

 土木部長、知事公室長との交渉で、「県が戦争準備に加担することになる」とさらに追及し、再度の面談交渉を約束させました。

 今回の使用承認が前例となり、全国でブルーインパルス飛行の名目で軍事訓練が行われる危険性があります。法律上仕方がなかったでは、「有事」の際に自治体も戦争体制に飲み込まれ、歯止めがきかなくなります。地域から反戦の声を上げる重要性を感じました。

辺野古大行動に550人

 2日目は辺野古ゲート前大行動。大雨の中、550人が参加し、「沖縄を戦場にさせない」と怒りと熱気にあふれた集会が行われました(7面に関連投稿)。

 集会でジュゴン保護キャンペーンセンターの吉川秀樹さんが基地建設を止める米国政府への書簡運動を報告。多くの地方議員が賛同し問題が米国に広がりつつあることを力強く訴えると、会場から拍手や驚きの声も。ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)運動に改めて確信を持ちました。戦争を食い止めようと拳を振り上げました。

(ZENKO共同代表 河辺友洋)

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