2023年02月10日 1759号
【全世代にやさしい横浜へ/Go!Go!青島まさはるのつどい/「ノースドック」への米軍部隊配備中止を】
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「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」代表の青島まさはるさんが横浜市議選(3月31日告示・4月9日投開票)に再チャレンジする。1月29日、同市鶴見区で「Go!Go!青島まさはるのつどい」が開かれた。
会事務局の高瀬晴久さんが選挙情勢を報告。「一昨年誕生した山中市政を市民の命と暮らしを守る市政にしていく壁は市議会。定数86中、自公が51を占める。これを引っくり返そう」
心こもる応援メッセージが続く。福島原発かながわ訴訟原告団の村田弘(ひろむ)さんは「歴史が100年前に逆戻りし、『戦争が廊下の奥に立つてゐた』どころか玄関口にまで来ている。下から市民の声で地方議会を、国政を変えていかないと危うい」。横浜市長サポートアクションの伊藤新さんは「自民党の議席が3つもある鶴見区(定数7)に山中市長をサポートする1人を。統一協会との接点が多い自民党の体質を伝え、闘おう」と檄を飛ばした。
「一人でもまっとうな議員が生まれることは大きな力を持つ」と連帯を表明するのは、東京・日野市議の有賀精一さん。ことぶき共同診療所の越智祥太(さちひろ)さんは「リコール派と住民投票派に分かれたカジノ反対運動で結節点の役割を果たしたのが、青島さん」と称賛する。島ぐるみ会議と神奈川を結ぶ会の仲宗根保さんは「沖縄の問題を取り組んでくれる市会議員に」とカチャーシーを一緒に踊った。
人の話に真剣に向き合う
地元・鶴見区在住者からも「鶴見駅東西通路の東口で青島さんが市民と話していた。西口へ行き、しばらくして戻るとまだ話していた。人の話に真剣に耳を傾けるのがすばらしい」「同じマンションに住む青島さんは修繕積立金の値上げに対し管理組合の理事に立候補し、力を貸してくださった」「普通に働いて普通に生きている人の方を向いて政治は行われるべき。自民党を倒したい」「小学4年生の時の担任の先生。しつこくてスッポンのように噛みついたら放さないけど、真っすぐ。今度は議会で噛みついてほしい」「同じ元教員。情熱と力のある人が教職に就いてもらえるよう、まずせめて30人学級に」「戸別訪問では思わぬ出会いが生まれ、人と人が呼応しあう。楽しいですよ」と言葉が寄せられた。
すでに支援活動を行っている人たちは「朝立ちをやると時間が有効に使える」「前回は2000件を超える電話かけをした。1対1で話ができるのが強み」。
コント・ペア「みかん日報」は「Go!Go!青島まさはるツアー」のコントを披露。「市民活動連帯プレート」上に「Blue Island(青島)」が浮かぶ「ヨコハマシ海(カイ)」観光ガイドが「食事はあたたかい中学校給食を出します」「チラシまき、電話かけ、駅頭署名活動などが無料で体験できます」と勧誘し、拍手喝さいを浴びた。
「月桃の花」歌舞団はエイサーでエールを送り、団員の若者は「大学で食料の支給を受けている学生から『防衛費の増額に違和感。他に使うところがあるだろう』の声。横浜は図書館の数も蔵書量も少ない。青島さんには若者・子どもへの直接的な支援をお願いしたい」と期待を込める。
妻の美千代さん、娘のみのりさんもあいさつ。青島さん本人が「1年前、コロナでICU(集中治療室)に入り、8月末まで酸素吸入器をしょっていたが、多くの人と対面で話すことで元気が出てきた。絶対に形にしてみなさんに返し、その声を市会と山中市長に届ける」と決意を述べた。
「大規模開発ではなく、子育て支援から全世代にやさしいヨコハマへ」とタイトルされた政策チラシには「学校給食を今すぐ無償化」「デリバリー方式を撤回し、あたたかい中学校給食へ」「医療・介護の自己負担軽減」「若者への生活支援、独自の給付型奨学金」などが掲げられている。
沖縄と連帯 戦争いやだ
市議選の大きなテーマに浮上したのが、神奈川区の「横浜ノースドック」に米陸軍の揚陸艇部隊が配備される問題。青島さんは「馬毛島から与那国島に完成しつつあるミサイル基地にこの揚陸艇が行く可能性が高い。そんな軍隊が鶴見のすぐ近くに常駐する。鶴見区内にも米軍の貯油施設がある。配備の中止と早期の返還を」と強く求めた。
2月11日には「戦争も増税もいやだ!―対話と外交を―鶴見ピースパレード」(鶴見駅西口13時半集合)とノースドックのフィールドワーク(横浜駅「赤い靴の女の子」像前9時20分集合)が行われる。

「Go!Go!青島」「Go!Go!まさはる」。横浜市議選再チャレンジへ心をひとつにした。(1月29日 横浜市鶴見区) |
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