2023年07月21日 1781号
【4選めざす杉谷市議とともに/憲法いかし、いのちを守る/自治体の戦争協力を止めさせる学習会/京都府向日市】
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「杉谷さんとともにまちを創る会」は、今年5月から小規模ながら連続学習会を積み上げています。陸上自衛隊桂駐屯地に隣接する向日(むこう)市で戦争を止める動きを創っていきたいと7月1日、「自治体の戦争協力を止めさせよう」学習会を持ちました。
週刊MDSの1779号「自衛隊 核攻撃にも耐えうる基地改造 沖縄とともに全国から基地撤去を」などの読み合わせからはじめ、山本よし子茨木市議(憲法いかそう茨木市民の会)が「戦争に行かされるのは若者 自衛隊への個人情報の提出はプライバシー権の侵害」と題して講演。
山本さんは「茨木では2020年まで自衛官が住民基本台帳を書き写していたが、2年前からは電子データで渡している」と。理由を問うと、当局は「紙では金がかかるから」とあきれる回答だ。今年は高卒・大卒年齢の5603名分が自衛隊にわたっている。「自衛隊への情報提供の拒否を希望する人は申請できる制度があるが、広報が不十分で今年は14人しか拒否申請していない。国から多くの通知の中には『入隊する若者の激励になるようなイベント開催を要望する文書』まである」と語ります。
私たちができること
講演を受けて、「沖縄の56万筆の(辺野古断念を求める)請願署名を無視し審議すらしない国会。私は何をすればいいのか…」「映画『戦争と愛国』に登場する人が“歴史から学ばなくても良い”と言い切っているのが恐ろしい」「安倍から続く岸田政権も何をやってもいいと考えている」等の意見が述べられました。
私たちができることは何か? ▽教科書選定でも展示会があり意見を書くこともできる。様々な場で意見表明をしよう▽陸上自衛隊桂駐屯地ホームページに中学生の体験入隊で迷彩服を着て自衛官とともに映る写真がある。駐屯地で何が行われているかチェックしよう▽向日市は住民情報を自衛隊に電子データで提供はしていないが、国からどんな通知が来ているか、どう対応しているのか明らかにさせるため市から資料提供を求める―などの方向性が出ました。
会に初めて参加した仲間2人とともに学習、意見交換ができました。目前の市議会議員選挙(7月23日告示、30日投開票)で何としても4選をめざす杉谷伸夫市議のスローガン「憲法いかし、いのちを守る」実現への一歩になったと思います。
(京都・杉谷さんとともにまちを創る会 中澤譲二)

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