2023年09月08日 1787号

【1787号主張 MDS24回大会/国際連帯の力で/軍拡 生活破壊の岸田政権倒そう】

 MDSは8月26、27日第24回大会を開催。日米韓軍事同盟に対し、日米韓市民の闘う連帯で東アジアの平和をかちとる方針を決めた。

 岸田政権は昨年12月、安保(軍事)3文書を決定し、敵基地攻撃能力の保有を打ち出した。岸田はウクライナ・ゼレンスキー政権を軍事支援し、「台湾有事」の名で大軍拡を進めている。

市民の連帯で戦争止める

 これに対しMDSは国際連帯で闘う方針を掲げ、DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)、韓国・対案文化連帯、沖縄―琉球弧で闘う市民と連帯し、ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)署名運動、朝鮮半島終戦平和キャンペーンに取り組んだ。特にZHAPを通じて米国連邦議会にまで辺野古新基地建設反対を働きかけた。

 民意無視の岸田政権に憤る沖縄の市民は「われわれの辺野古での運動がアメリカに届き、広がりを見せているのかと思うと、これまでの闘いが報われた思い」(「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」共同代表照屋寛之さん)と語る。

 DSAも「皆さんの長年の闘いに私たちは常に力と勇気を得ている」(ジェラルド・ダルボンさん)と言う。DSA国際委員会のMDS大会へのメッセージは「ZHAPを通じて国際的な連帯を構築するMDSのイニシアチブは、私たちを鼓舞している」と述べた。国際連帯の力でグローバル資本主義の軍拡・戦争路線を止める展望が示された。

 また、軍拡、生活破壊の岸田政権に対し2023地方選で闘った。滋賀県大津市、大阪府大阪狭山市、東京都足立区、京都府向日(むこう)市で区、市会議員の当選をかちとった。当選には至らなかったが、大阪府の府議選、神奈川県横浜市、大阪府枚方(ひらかた)市、兵庫県西宮市の市議選、東京都北区・足立区の区長選を闘った。反カジノ闘争を大阪で大きく粘り強く展開し維新と対決した。

展望示す青年の力

 大会で注目されたのが若い同盟員によるMDS組織拡大の報告であった。職場、学校、親との関係の中で、生きづらく自信の持てない青年たちとともに考え、ともに闘うことで生きる展望を作り出すのがMDSだとの自信に満ちた報告がされた。この青年たちの自信を作り出してきたのがMDSの支部会議であった。青年たちが生きづらいのは、自分の弱さではなくグローバル資本の支配のためであることを明らかにし、民主主義的社会主義建設に進む中で自己解放されていくことが確認されてきた。青年層の積極的発言はMDSの今後の展望を示すものであった。大会では新中央委員に青年らが新しく選出された。

 MDSとともに、9月30日―10月8日ウクライナ即時停戦国際共同行動、団結まつり(10/22大阪、10/29東京)、11月23日沖縄県民大会を成功させよう。国際連帯の力で、岸田軍拡政権を打倒しよう。(8月28日)

    (8月28日)
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