2023年11月03日 1795号

【10・22団結まつり/韓国・希望連帯労組から8人/弾圧に抗し熱く闘う 闘争(トゥジェン)!】

 10月22日、大阪の団結まつりには、韓国から公共運輸労組希望連帯本部のメンバーら8人が参加。連帯を訴えた社会連帯局長クォン・スンブさんのアピールを紹介する。

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 私たち希望連帯本部は、ケーブルテレビをはじめ、放送・通信・コールセンター労働者の組織です。

 昨年大統領になったユン・ソンニョルは、検察総長出身の右翼的人物です。政府は労働運動と市民社会に対する全面的な圧力をかけてきました。民主労総など労働組合に対する「嫌悪感」が韓国社会にあり、政府は支持率を上げるために、労働組合を攻撃しています。

 1日に15時間働くトラック運輸労働者が「このままでは生きていけない。全国の高速道路のトラック労働者が居眠り運転に追い込まれれば、国民の安全が脅かされる」とストライキをしましたが、政府の強硬な弾圧を受けました。建設労組を「組織暴力団」と公然と罵り、全国すべての建設労組本部を捜索し、幹部数十人を拘束しました。

 弾圧された中には、希望連帯本部で日韓連帯を担当し、団結まつりに何度も参加したチェ・オス同志がいます。 懲役1年6か月を宣告され、現在、投獄されています。権力は、彼が2014年冬、「民主露店商全国連合」幹部として露店撤去に反対する集会やデモを行い、権力者たちの無差別的な露店の強制撤去を阻んだという理由で、10年前の事件を持ち出して閉じ込めました。こうした弾圧に対し、韓国の労働運動と市民社会は堅固に闘っています。熱した鉄を打てば、壊れるのではなく、より優れた金属になります。このように、私たちも堂々と戦っていきます。 多くの関心と連帯をお願いします。闘争(トゥジェン)!

労働者の闘いは共通

 団結まつり「ユニオン交流の広場」では、職場闘争をテーマになかまユニオンの福祉職場・大阪メトロ支部での活動、全港湾大阪支部・連帯労組関西生コン支部から産別集団交渉や反弾圧の取り組みが報告された。希望連帯本部のメンバーも介護労働者の社会的地位や集団交渉など質疑やコメントを寄せ、日韓の闘いは共通だと交流を深めた。

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