2023年11月03日 1795号

【ガザ虐殺許すな 11・23沖縄大集会成功を/「やってみよう」の新しいエネルギー結集/団結まつり・大阪】

 10月22日、大阪市で「STOP!戦争・カジノ・原発 誰もが人らしく生きられる社会を! 国際連帯で東アジアの平和をつくる 10・22団結まつり」(主催―ZENKO〈平和と民主主義をめざす全国交歓会〉)が開かれ、進行する戦争を止め沖縄と連帯することの緊急性が強く訴えられた。

 「イスラエル軍の報復攻撃でガザ住民虐殺の危機が高まっています。国際的な力で今すぐ戦争を止めましょう。市民の声でカジノ・原発をなくし、命と生活を守りましょう」と田中拓真まつり実行委員長のあいさつでスタート。

 連帯あいさつで、社民党参院議員の大椿ゆうこさんが「マイナンバーカードも入管法も、問題山積みなのに止めようとしないのが今の国会。万博もカジノも既に詰んでいる。みなさんの後押しこそ力になります」と訴え、日本共産党大阪府委員会の柳利昭委員長はメッセージを寄せた。MDS副委員長の村田恵子さんは「ウクライナやパレスチナでの戦争や岸田政権による軍事大国化路線で、日本の平和は危機。世界の市民と連帯して闘うことで、命と暮らしを守る社会を」。夢洲(ゆめしま)カジノを止める大阪府民の会事務局長・山川よしやすさんは「当初予算から2倍の万博、75年間も借金を押し付けるカジノ。市民が声を上げ、財界だけをボロ儲けさせる維新や岸田の政治を止め、市民の生活を一番に考える政治に」。あきらめることなく社会を変える決意が語られた。

 メインゲストの山城博治さん(沖縄を再び戦場にさせない県民の会・事務局長)は「11・23県民平和大集会を1万人の参加で成功させたい。ぜひ全国から集まってください」(別掲)と呼びかける。韓国の希望連帯労組からは8人が参加。「非正規労働者が当たり前に生きられる社会に。ともに連帯しましょう、闘争(トゥジェン)」(3面に要旨)。熱い言葉に参加者は大きな声援を送った。

希望はここに

 今回、何より会場が沸いたのは、若者企画だ。

 ZENKOユースは「来年2月の沖縄参加団に参加して、ぜひ沖縄へ一緒に行きましょう」。なかまユニオンは「アメリカ村での若者デモを5回行ってきました。パワハラやセクハラにあった時、解雇された時にはユニオン≠検索してください」。「月桃の花」歌舞団も「新しいミュージカルは、若者も脚本に参加して作っています。苦しんでいる人にも元気を取り戻してもらえる内容です。11月11日のプレ公演にぜひ」と、若者たちがそれぞれの分野で自ら変革に立ち上がっている姿をアピールした。

 最後に、田中実行委員長を先頭にすべての若者が『やってみよう』の歌に合わせ、全体で笑顔のダンス。携帯電話のCMに使われたこの歌は、曲と歌詞の内容が初めて行動する人の気持ちにマッチして、さまざまなところで踊られている。♪はじめよう やってみよう/誰でも最初は 初心者なんだから/やったことないことも やってみよう♪

 11月23日の沖縄での大集会も、現地の若者が前面に立って企画を進めていることが、山城さんから報告された。新しいエネルギーで、未来への希望が湧く団結まつりとなった。

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