2023年11月03日 1795号

【琉球弧を絶対戦場にさせない/新宿アクション】

 10月21日、「東アジアに平和を!琉球弧の島々を戦場にするな!新宿アクション」(同実行委員会主催)が行われた。南西諸島(琉球弧)現地の声を届けるため、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」共同代表の瑞慶覧(ずけらん)長敏さん、下地茜宮古島市議、長野広美西之表市議が駆けつけた。

 瑞慶覧さんは「ミサイルがあるから攻撃される」と日米で進める軍事基地拡大・強化の阻止のため、沖縄全県組織を立ち上げた。11月23日に「県民平和大集会」を開催する。「若者が非常に頑張っている。若者の発想による争うより愛しなさい≠ニいうテーマは浸透してきた」と若い世代と共に平和運動を継続していく重要性を強調した。

 下地さんは、小さな宮古島へのミサイル配備、民間空港の軍事利用案に軍民分離原則が無視されていると指摘。「沖縄防衛局は『ミサイルを置くことはお守り代わりだ』」「与那国島で10月に行われた、町主催の住民避難説明会の際、『有事の前に避難してくれ』 」などの暴言≠明らかにした。いつの間にか住民が出ていくことになっているのだ。

 長野さんは、馬毛島(まげしま)基地建設について「地域の問題ではない。全国の問題だ」と訴えた。また、韓国と台湾からの連帯メッセージも読み上げられた。

 「再び戦争の犠牲を沖縄・琉球弧に強いるのであろうか。絶対に拒否する」との「集会アピール」を参加者全員で採択し、デモに向かった。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS