2023年11月10日 1796号

【サイネオス社は不当解雇を撤回せよ/JALは即刻解雇争議を解決せよ/10・27東京総行動】

 10月27日の東京総行動は日本製鉄元徴用工裁判を支援する会による日本製鉄本社前からスタートし、全統一労組ピードア分会、全造船ニチアス関連産業(退職者)分会、首都圏なかまユニオンによるサイネオス日本橋オフィス前、有楽町のJALプラザ前、文京七中分会による最高裁要請、アスベスト被害と闘う日本エタニットパイプ分会、フィリピントヨタ労組を支援する会の行動へと続いた。

 サイネオス・ヘルス・クリニカルはバイオ医薬品などを扱う外資系会社。ユニオンは、過労死ラインを超える「サービス残業」の改善を要求してきた。メンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した社員が2022年度28人(全社員の2%)という実態だ。これを指摘した組合員に対して「けん責処分」の末、6月突然解雇を強行。当該組合員は「会社は残業を個人の能力不足としか考えていない。不当解雇を撤回し、組合差別をやめろ」と訴えた。精神疾患を発症させるまで追い込む労務管理を許してはならない。

 JAL不当解雇撤回争議団によるJALプラザ前行動は、連続的な座り込み行動の一環。争議の即刻全面解決を迫った。

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