2023年11月24日 1798号

【日本政府は大虐殺に加担するな/パレスチナに平和を!緊急行動で4000人が渋谷デモ】

 11月10日、「パレスチナに平和を!緊急行動」の呼びかけに想定をはるかに上回る4000人が集まり、イスラエルの無差別攻撃とG7らの容認への強い憤りを東京・渋谷繁華街のデモ行進で表した。警察が出発に時間をかけ分断したが、沿道からの合流でデモの隊列は伸び、スマホで撮影する市民も目立った。異なる国籍を持つ人びとの姿、英語表記のプラカードが目を引く。外国人の若い女性が発するテンポのよいコール、光もの、鐘の音など多彩な工夫で市民に訴えた。

 デモ出発前のミニ集会でパキスタン協会のライース・シディキ会長は「ガザで1か月1万人以上が殺されている。殺し合っても解決はない。イスラエルでも平和を愛する人はデモをしている。声を上げよう」と呼びかけた。

 日本国際ボランティアセンター事務局長の伊藤解子さんは「ガザの病院長からメッセージが届いた。医療を提供し続けるプレッシャー、空爆で危険な中、薬を探し、駆け回っている。誰を治療するか、生き延びる可能性があるか、判断しなければならない」との現地の悲痛な声を紹介。日本政府に即時停戦を働きかけるよう求めた。

全員が自由になるまで

 ガザ出身の若い女性、ハニン・シアムさんの熱のこもったアピールが参加者の心に響く。「私たちが今日ここにいるのは、過去75年以上イスラエルという植民地、入植地で苦しむ何百万人ものパレスチナ人のためです。全員が自由になるまで闘いをやめてはなりません。今こそ集団としての勇気を見せ、正義のため声を上げ、パレスチナの自由を要求しよう。日々の屈辱、占領、破壊的な植民地主義の被害をやめさせよう」と訴え、「FROM THE RIVER TO THE SEA(ヨルダン川から地中海まで)」「PALESTINE WILL BE FREE(パレスチナは自由だ)」「GAZA GAZA DON'T YOU CRY(ガザよ、泣くんじゃない)」のコールで締めくくった。



ガザ大虐殺やめろ 大阪市

 11月12日、ZENKO関西が呼びかけた「ガザ大虐殺抗議の緊急行動」。大阪市城東区での地域デモには約30人の参加があり、「ガザ大虐殺やめろ」の声を上げた。デモ前のスピーチでも「戦争を止めなければと初めてのデモに参加する」「子どもを見殺しにするわけにはいかない」など次々と思いが語られた。


ガザを子どもの墓場にするな 滋賀

 滋賀県草津市でも11月9日、「ガザへの無差別攻撃をやめろ!命を救え!緊急集会しが」を開催。9条改憲NO!市民アクション・滋賀の緊急の呼びかけに80人以上が集い、「ガザを子どもの墓場にするな」と大きく声を上げた。イスラエル、アメリカ、日本政府に送付する決議も採択した。(JR草津駅東口)

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