2024年01月19日 1805号

【大晦日アクションで「原発は即時ストップ」を確認/ZENKO関電前プロジェクト】

 12月31日、大阪市の関西電力本店前で、ZENKO関電前プロジェクトが「大晦日アクション」。この関電前“星空交流会”は通算667回を数えた。

 2024年の反原発の闘いにアピールが寄せられる。

 「(原発の運転停止命令を出した)樋口英明元裁判長の『誰にでもわかる論理』『市民が参加しやすい裁判』という言葉を肝に、原発裁判を勝利させる年に」(東電の刑事責任を追及する会・小林和博さん)「対馬市が核ゴミ処分地の文献調査に応募しないと決め、北海道で再生可能エネルギーの発電量割合が昨年10月に初めて4割を超えた―2つのうれしいニュースを胸に、原発政策転換のために頑張る」(ZENKO北海道・地脇聖孝さん)。関電美浜3号機の差し止め裁判原告の石地優さん、福井県庁前行動を続ける石森修一郎さんからもエールが届く。

 新年から関電前で使用する「新・横断幕」の言葉を参加者全員から募集する新企画で、闘いへの意欲を高めた。1月5日「仕事始め@関電本店」年始挨拶行動からの運動スタートを確認し、アクションを終えた。

能登地震で危険性あらわ

 翌1月1日、石川県能登地方をマグニチュード7・6の地震が襲った。志賀(しか)原発では、地震直後40分間も冷却が止まり、モニタリングポスト15か所で測定不能。稼働中なら大変な事態になっていた可能性がある。

 事務局の秋野恭子さんは「大飯(おおい)、高浜、美浜原発などで異常があったら、本当に大変なことになる。原発は即時ストップ!」と、さらなる闘いへの決意を語る。

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