2024年01月26日 1806号

【1・13ガザ連帯グローバル行動デー/世界各地で「フリーフリーパレスチナ」】

 1月13日、英国のストップ戦争連合などが呼びかけた「ガザ連帯グローバル行動デー」。ロンドン50万人・ワシントン40万人をはじめ世界で数百万人の「フリーフリーパレスチナ」の声がこだました。

「川から海まで 自由を求めて」/新宿で イスラエル大使館前で/日本政府・企業は虐殺加担をやめろ

 東京・新宿では「BDS(ボイコット・投資引き上げ・制裁)Tokyo」と「NAJAT(武器取引反対ネットワーク)」が呼びかけ、集会が行われた。

 イスラエルと取引する企業製品のボイコットを求めてシュプレヒコール。同国最大の軍需企業エルビットシステムズと相互協力の覚書を締結した伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライに対し「〈パレスチナ〉を生きる人々を想う学生若者有志の会」の女性が「虐殺加担をやめろ」「死の商人と手を切れ」と厳しく批判した。15日にはオンライン署名提出スタンディングデモを伊藤忠商事本社前で行う。

 発言者がガザの惨状を訴えると、誰言うとなく自然に「占領やめろ」「虐殺やめろ」「川から海までパレスチナ解放」とコールが発せられ、全体に響き渡る。大きな連帯の声は、無関心を装う街行く人たちの心に刻まれたか…。「一緒に叫ぼう。フリーフリーパレスチナ」と訴えかけた。

  *   *   *

 「パレスチナに平和を!緊急行動」が呼びかけたイスラエル大使館前行動には500人が参加した。

 ガザに友達がいるというザックさんが訴える。「友達が暮らす難民キャンプが先週、イスラエルに空爆された。友達の姪は僕の電話に『日本のみなさん、ありがとう』。ここでの行動はガザに届いている」。続けて「甥っ子は『ガザってどこ? もうないよ。すべてが破壊された』と。この言葉を脳裏に刻んでほしい。僕たちの要求は停戦に限ってはいけない。その後のことを考えないといけない。空爆が止まっても抗議をやめては絶対だめ。それ以上の強さで叫び続けなければならない。パレスチナが自由になるまで」。

 雪が舞い始める中、「川から海まで自由を求めて」と繰り返し叫んだ。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS