2024年02月02日 1807号

【ギャンブル依存症講演会に110人/次世代にカジノを残さない/大阪狭山・松原・河内長野の会がともに】

 1月20日、“大阪にカジノはいらない!”その想いを詰め込んで、「ギャンブル依存症についての講演会」を河内長野市内の会場で開催しました。

 講師には、横浜でカジノ誘致を阻止に追い込んだ一人である精神科医・越智祥太(さちひろ)さんにお願いしました。

 主催は、言い出しっぺの「カジノを止めるさやまの会」と、「夢洲(ゆめしま)カジノを止める松原市民の会」「カジノを止める河内長野連絡会」の三者。初めての合同開催です。

 講演は、ギャンブル依存によってどれほど多くの子どもたちがどれほど悲惨な末路をたどるかが聞く人の一人ひとりに届くものでした。会場に集まった100人を超える参加者は、心から今日の話を聞けてよかったと感じました。

 主な感想を紹介します。

 「お話を聞いて、いよいよカジノを止めないと、と思いました。ギャンブル依存症は、脳も侵し、人間性も失い、深刻です。住民の福祉や命を守るのが行政なのに、行政が不幸を作る先頭に立つなんて許せません」

 「ギャンブル依存症の恐ろしさをわかり易く伝えるポスターやパンフレット、ちらしなど作成して、学校や公共施設などへ配布を続け、IR、カジノを作らせないだけでなく、次世代にギャンブルをさせない手だてを考えなくては、と思っています」

 2月24日の「第2回 夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会」へ参加するとともに、今後、大阪の南河内地域から“万博もカジノもいらない! 震災被害支援を!”の声を大きくしていきたいと思います。

(大阪・カジノを止めるさやまの会 小芝英俊)

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