2024年02月09日 1808号

【国際司法裁命令を市民の力で圧力に/ガザの悲劇の終結を/大阪】

 1月27日、大阪市内での「パレスチナに自由を!関西緊急アクション」集会とデモに400人が参加した。

 ガザ出身のパレスチナ人、ムハンマド・ハッジャージさんが連帯を求めアピール。

 「ガザの建物の70%以上が廃墟となり、コミュニティ全体が破壊されています。罪のない子ども、女性を含む3万3千人(2008年以来)の命が奪われました。単なる数字ではありません。まだ足りないとでも言うのでしょうか。200万人の人びとが、暮らしてきた故郷に夢を残して家を出ざるを得ませんでした。生命、安全、安心に対する基本的な権利が残酷に踏みにじられています。ガザは強い。ガザは、歴史は、決して忘れません。力を合わせ、ガザの悲劇の終結を求める声を共鳴させましょう」

 主催者を代表して、BDS関西の役重善洋(やくしげよしひろ)さんが、前日の国際司法裁判所命令の意義を強調した。

 「国際司法裁がイスラエルに対して“ジェノサイド行為を行わないために、あらゆる手段を取るように”と命令しました。これをイスラエルに守らせるためには、市民社会の力で具体的な圧力をかけていく以外に方法はありません。声を広げ、国際的な圧力をかけていく。命令はそのための非常に大きな第一歩だと思っています。そうした大きな国際社会の潮流を加速するために、仲間を増やす動きを広げ、いろんな差別に対する声をつなげていくことも求められます。ともにがんばっていきましょう」

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)メンバーは、続く2月4日の「ガザ攻撃中止!パレスチナ連帯2024ZENKO集会&デモ」への参加を広く呼びかけ、その場で参加を表明する人もあった。



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