2024年02月16日 1809号

【DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)声明 パレスチナと西アジアにおける米国とイスラエルの敵対行為を非難/2024年1月13日】

 米バイデン政権は、ガザ虐殺を続けるイスラエルへの軍事援助に加え、「フーシ派の攻撃」を口実に西アジア・イエメンへの空爆を開始した。DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)の抗議と行動呼びかけを紹介する。

 DSAは、米国によるイエメンに対する敵対行為の即時かつ恒久的な停止と、イスラエルへの外交的・軍事的支援の停止を要求している。バイデン大統領は、ガザにおけるイスラエルによるジェノサイドに対するイエメンの人道的阻止行為を止めるために、同国の民間インフラに対する空爆を命令し、現在の地域戦争をさらに拡大した。

 10月7日以来、イスラエルは残忍な戦争をレバノンに拡大することを目的として挑発的な軍事侵略を続けている。イスラエルの報道官はイランを10月7日の出来事に結びつける宣伝活動を続けており、報復を呼びかけている。イスラエル軍事情報機関の仕業と思われるサイバー攻撃がイランの民間インフラを攻撃し、イラン・イスラム革命防衛隊の幹部やシリアとレバノンのハマスを狙った超法規的暗殺が起きた。

 米国のイエメン攻撃は、イエメン軍がイスラエル所有のコンテナ船などを阻止したことを背景に行われた。米国の空爆は、南アフリカがジェノサイド罪についてイスラエルに対する暫定措置を求めて国際司法裁判所に提訴する中でのものだ。米国は、グローバル・サウス全体に敵対する危険なエスカレーションを行うことを行動で示している。

 社会主義者の国際連帯は、米国とそのパートナーによる帝国主義的侵略に何十年も勇敢に抵抗してきたパレスチナとイエメンの人びとと連帯して行動する義務があると位置づける。米国が支援するサウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)の戦争では、イエメン封鎖で数十万人のイエメン人が死亡している。独立、領土保全、外国の占領からの解放を求める人びとの闘争の正当性を認める国連総会決議45/130(1990年12月)の原則を再確認し、DSAは占領と戦争に抵抗する人びとの権利を断固として支持する。

 私たちは、ガザ地区での即時停戦を改めて要求する。イエメン人民に対するあらゆる敵対行為の停止への責任を果たす。私たちは、DSAのラシダ・タリーブ連邦下院議員とコリ・ブッシュ同議員が発したバイデン政権によるイエメンへの不法攻撃に対する非難に賛同する。また、DSAメンバーと全国の平和を求めるすべての人びとに、プログレッシブ・インターナショナルの同志や世界の反戦勢力とともにこうした要求を強めることを呼びかける。

 DSAと今すぐ行動を。イエメンに手を出すな!緊急の停戦を、大虐殺のために金を使うな、と電話かけ行動を。より良い世界をめざしDSAに参加しよう。

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